公務員試験の流れ
【受験の申込み】
募集要項や試験申込書の配布は、一次試験の1ヶ月前から3ヶ月前に開始されます。実施機関に請求する、または直接受け取りに行くなどして入手してください。一部機関の書類は大学の就職・キャリア支援室でも配布しています。また、各官公庁のホームページからダウンロードする方法やインターネットを通じて応募する場合もあります。
◆一次試験
おもにマークシート方式による教養試験と専門試験が行われます。マークシートの場合は、5つの選択肢のなかから1つの答えを選ぶ「五肢択一式」、または複数を選ぶ「多肢選択式」です。そのほか採用試験によっては、論文試験や記述式の専門試験や適性試験、適性検査などが実施されます。また、一部の自治体では2018年度から「新教養試験」が導入されており、自治体によってはSPIやSCOAなど、民間企業と同様の試験のみを実施する場合や、面接試験を一次試験に行う場合もあります。
◆二次試験
二次試験は一般的に、面接試験や集団討論といった筆記試験以外の内容となります。一般的に面接は複数回実施されます。また、一部の採用試験では、記述式の専門試験や論作文試験、適性試験などの筆記試験が実施されます。なお、警察官や消防官の採用試験では体力検査や身体検査があわせて実施されます。
◆採用内定
二次試験に合格すると、採用候補者名簿に登録されます。ここで注意すべきことは「採用候補者名簿登録=採用」ではないということです。採用候補者となった場合は各機関に状況を確認することをおすすめします。官公庁によっては、その後の採用面接を経て内定となる場合があります。