公務員採用試験
公務員採用試験には、統一された試験があるわけではありません。試験内容は採用機関によって異なり、また同じ採用機関であっても仕事内容によって試験が異なります。応募先によって準備が変わるため、事前にしっかりと調べて対策を立てましょう。
採用試験の種類
【受験資格】
国家公務員、地方公務員ともに大卒程度、短大卒程度、高卒程度などに分かれています。試験を実施する機関によっては、同じ大卒程度の試験でも「上級試験」「Ⅰ類試験」「Ⅰ種試験」と、別々の名称で呼ばれています。このほかに年齢や国籍、身体についての条件がある場合もあります。受験にあたっては、早めに受験資格を確認しておきましょう。
【試験区分】
試験区分は、採用後の仕事の内容や勤務地によって設けられる場合があります。
例えば、国家公務員総合職では、「政治・国際」「法律」「経済」(事務系職種)の試験区分が設けられています。また、国家公務員一般職や専門職の「行政」区分では、エリアごとの採用となり、応募者は申し込み時に希望する地域を選択します。
地方公務員では勤務する機関別の試験区分があります。公立学校の事務職員として勤務する「学校事務」や警察の事務を担当する「警察事務」、福祉系の部署に配属される「社会福祉」などが挙げられます。このように、都道府県庁や市役所などでは専門業務ごとの区分も設けられています。