公務員採用試験(筆記試験)
公務員採用試験の筆記試験は「教養試験」と「専門試験」に大きく分けられます。
出題範囲は志願先によって異なり、試験科目は多岐にわたっているため、まずは出題傾向を把握することから始めましょう。また、毎年同じような範囲から出題される傾向があり、似たような問題に慣れることで点数の確保が見込めます。なお、各機関の試験実施状況は、志願先のホームページや実務教育出版編『公務員受験ジャーナル』、予備校の配点想定表などで最新の情報を確認しましょう。
【教養試験の出題科目】
教養試験は試験の区分に関係なく、原則すべての公務員採用試験で出題されます。教養試験の出題科目は「一般知識分野」と「一般知能分野」に分けられます。
◆一般知識分野(高校までに学んだ教科に近い内容)
社会科学:法律、政治・経済、社会、時事
人文科学:日本史、世界史、地理、思想、文学・芸術
自然科学:物理、化学、生物、地学、数学
FAQ:公務員試験一般知識分野の対策
◆一般知能分野(「文章理解」と「数的処理」で構成)
文章理解:現代文や英文の読解力が問われる内容
数的処理:数学的なパズルや表、グラフを読み取る内容に高校受験程度の数学が加わった内容
FAQ:公務員試験一般知能分野の対策
【専門試験の出題科目】
専門試験は、大学の専門課程で学ぶレベルの内容で、試験区分に関連した以下の科目から出題されます。
法律系科目:憲法、行政法、民法、刑法、労働法、商法、国際法など
行政系科目:政治学、行政学、社会学、国際関係、社会政策、社会事情など
経済系科目:経済原論、国際経済学、財政学、経済政策、経済学史、経済史、経済事情、統計学、計量経済学など
その他の科目:会計学、経営学、心理学、教育学、英語など
FAQ:公務員試験専門試験の対策